デジタル大辞泉
「有為」の意味・読み・例文・類語
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う‐い ‥ヰ【有為】
〘名〙 (saṃskṛta の
訳語) 仏語。直接、
間接の諸条件、すなわち因、縁の
和合によって作られている
恒常でないもの。また、そういう現象。
有為法。これを越えた
常住不変の絶対的
存在である無為と対する。
※
性霊集‐六(835頃)「九種譬剣、破
二有為
一而无
レ住」
※
今昔(1120頃か)六「我殊勝の
善根を修せりと思ふは、此、有為の事也」
ゆう‐い イウヰ【有為】
〘名〙 (形動) (為
(な)すところがあるの意から) 役に立つこと。
才能があって
将来の
見込みがあること。また、そのさま。「有為の士」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「有為」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
有為
うい
saṃskṛta
仏教用語。直接原因,間接原因によって成立した事物をいう。これに対して,成立,破壊をこえた超時間的な存在に対しては無為 asaṃskṛtaが使われる。
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