酔狂・粋狂(読み)すいきょう

精選版 日本国語大辞典 「酔狂・粋狂」の意味・読み・例文・類語

すい‐きょう ‥キャウ【酔狂・粋狂】

〘名〙
① (酔狂) (━する) 酒に酔って狂うこと。また、酔って常軌を逸する人。酒狂。えいぐるい。
※台記‐久安二年(1146)九月二七日「帰路公春酔狂、因之自粟田口家、後日公春耻之」
※浮世草子・好色一代男(1682)六「大じんわざと酔狂(スイキャウ)して、あたりあらく踏立」 〔白居易‐酔中留別楊六兄弟詩〕
② (形動) 物好きなこと。好奇心が旺盛なこと。また、そのさま。好事(こうず)酔興すいきょ
※俳諧・句兄弟(1694)中「しとやかさ手ざはりからが綸子にて〈嵐雪〉 柴垣うつも老の酔狂〈神叔〉」
咄本・無事志有意(1798)蓮牡丹「とんだすいきょうな。おまへの旦那はなんだ」

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