単純(読み)タンジュン

デジタル大辞泉 「単純」の意味・読み・例文・類語

たん‐じゅん【単純】

[名・形動]
1 そのものだけで、まじりけがないこと。他の要素などが混入していないこと。また、そのさま。「言葉どおりの単純な意味」
2 機能・構造・形式などがこみいっていないこと。また、そのさま。「単純な計算ミス」「単純な機械」⇔複雑。
3 考え方やとらえ方が素直であること。とらえ方などが一面的で浅いこと。また、そのさま。「その見方は単純すぎる」「彼は意外に単純なところがある」「単純明快な論理」⇔複雑。
4 条件・制限などがないこと。また、そのさま。「単純に権利を承継する」
[派生]たんじゅんさ[名]
[類語](1)純粋・純・シンプル・純然・純一・至純・純乎・純正・純良・単一・純化・プレーン・質素・簡素・つましい・地味・つづまやか・つつましい・つつましやか・質実・清貧・素朴・純朴・朴訥ぼくとつ・質朴・真率・清楚・実直・実体じってい・朴直・篤実・生一本・まじめ・生まじめ・大まじめ・真摯・愚直/(2)簡単・簡略・簡素・簡約・簡潔・手短てみじか・簡便・簡易・安直あんちょく/(3)浅はか・浮薄・軽薄・軽佻けいちょう・浅浅・浅浅しい・馬鹿・愚か・愚かしい・馬鹿らしい・馬鹿馬鹿しい・阿呆あほらしい・下らない・愚劣・無思慮ぶしりょ・無考え・浅薄せんぱく・軽はずみ・軽率・遊戯的・娯楽・遊び心・遊び半分・遊び事・笑い事・お遊び・たわい無い・気楽・慰み事・エンターテインメント・戯れ・極楽蜻蛉とんぼ・子供騙だまし・馬鹿臭い・馬鹿げる・阿呆あほう臭い・笑止・笑止千万・抱腹絶倒・噴飯物・片腹痛い・詰まらない・噴飯・笑い・大笑い・高笑い・哄笑こうしょう・爆笑・呵呵かか大笑・笑い崩れる・笑い転こける・笑い転げる・吹き出す・腹の皮を捩よじる・腹の皮を縒よる・腹を抱える・御中おなかを抱える・頤おとがいを解く・愚にも付かぬ・臍へそで茶を沸かす・臍茶へそちゃ・聞いて呆あきれる・ちゃんちゃらおかしい・疎い・浅慮・短慮・無知・不勉強・不案内・認識不足・暗い・ちんぷんかん・ちんぷんかんぷん・物知らず・世間知らず

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精選版 日本国語大辞典 「単純」の意味・読み・例文・類語

たん‐じゅん【単純】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. ① そのものばかりでまじりけのないこと。それ一つで他の要素が混入していないこと。また、そのさま。純一。
    1. [初出の実例]「水銀 単純の鉱属中にて通常熱度に在て液体をなす者は独此水銀のみなり」(出典:小学化学書(1874)〈文部省〉三)
  3. ② 構造や形式、働きなどが簡単でこみいっていないこと。あっさりしていて手数がかからないさま。また、物の見方や考え方などが素直で明快なさま。時に、考え方が一面的で浅いさまを非難していうのにも用いる。シンプル。〔哲学字彙(1881)〕
    1. [初出の実例]「所が、大石の考は頗る単純(タンジュン)である」(出典:青年(1910‐11)〈森鴎外〉二)
  4. ③ 条件や、制限のないこと。
    1. [初出の実例]「単純なる支払の委託」(出典:商法(明治三二年)(1899)四四五条)

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普及版 字通 「単純」の読み・字形・画数・意味

【単純】たんじゆん

純一。

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