たんぱく質(読み)たんぱくしつ

食の医学館 「たんぱく質」の解説

たんぱくしつ【たんぱく質】

筋肉血液など、体の主要な部位を構成するたんぱく質は、20種類以上のアミノ酸から形成される物質です。アミノ酸の多くは体内でもつくれますが、体内でつくれず、食品から摂取が必要なものが8種類あります。それが必須(ひっす)アミノ酸。必須アミノ酸はどれかが欠乏するとたんぱく質を合成できず、1つでも不足すると他のアミノ酸もうまく働きません。そのため、必須アミノ酸をバランスよく含むたんぱく質ほど栄養素として良質です。それを示すのがアミノ酸スコアで、たまごや肉のたんぱく質は大半が最高値の100。ダイズも80以上で良質なたんぱく源です。
 可食部100g中に含まれるたんぱく質の多い食品として、以下のものがあります。ホンマグロ赤身26.4g、カツオ(春どり)25.8g、若鶏ささみ23g、豚ひれ肉(大型種)22.2g、牛肉もも赤身(輸入)21.2g。成人1日あたりの推奨量は男性60g、女性50gです。

出典 小学館食の医学館について 情報

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