二度あることは三度ある(読み)ニドアルコトハサンドアル

デジタル大辞泉 「二度あることは三度ある」の意味・読み・例文・類語

二度にどあることは三度さんどある

二度あったことは必ずもう一度ある。物事は繰り返されるものである。
[類語]ややもすれば・臨時・随時・不時・不定期・折に触れて・当座・時には・時として・往往・たまたま・たまさか・ともすると・ともすれば・時時ときどき・時折・折折・時たま・間間・折節・散発・間欠・周期的・とかく・時に・偶たま・得てして・なにかにつけ・何かと言えば・もし・仮に・たとえ・もしか・よしんば・たとい・よしや・もしも・万一・万一ばんいち・万が一・万万一・もしや・もしかしたら・もしかすると・ひょっとすると・ひょっとしたら・ひょっとして・あるいは・もしかして・どうかすると・下手すると・一つ間違えば・ことによると・あわよくば・まかり間違う・よもや・まさか・万万ばんばん・夢か現うつつか・図らずも・はしなく・はしなくも・思いがけず・思いも寄らない・思いのほか・心外・突然・唐突・案に相違する・意表を突く・意表・予想外・意想外・ゆくりなく・まぐれ・ひょんな・ひょっと・ゆくりなし・我にもなく・期せずして・悪くすると・事と次第による・もしくは・はたまた・ないし・偶然・かも知れない・思わず・思わず知らず・我知らず・知らず知らず・折もあろうに・折悪しく・慮外・存外・望外・頻繁・有りがち・ややもすると・うかうか・うっかり・寄り寄り・ちょいちょい・ちょくちょく・ふとした・重重・重ねて・重ね重ね・再三・再再・しばしば・思いがけない・たびたび・度度どど・返す返す・しきり・時ならず

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精選版 日本国語大辞典 「二度あることは三度ある」の意味・読み・例文・類語

にど【二度】 あることは三度(さんど)ある

  1. 同じようなことが二度続けてあった時は、必ずもう一度繰り返される。物事は繰り返されるものである。
    1. [初出の実例]「二度あることは三度めの、己と報ふお主の罪」(出典:浄瑠璃・驪山比翼塚(1779)中)

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ことわざを知る辞典 「二度あることは三度ある」の解説

二度あることは三度ある

同じようなことが二度続いて起きたときは、近くもう一度繰り返される。

[使用例] たまたま今度の見合いの場所が東京という廻り合せになったので、何となく幸先が悪いような気がし、東京では又ロクでもないことが起るのではないか、二度あることは三度である、というような予感がしないではなかった[谷崎潤一郎*細雪|1943~48]

[使用例] 俺はぞーっとした。恐怖が俺の血を凍らせた。〈略〉
 「どうした」と金原に肩をたたかれて、我に返り、
 「一度ありゃ二度ある」
 「二度あったことは三度……?」
 「今度はどいつだ。そうか、矢萩か」[高見順*いやな感じ|1960~63]

[解説] 前回の記憶がまだ新しいうちに同じようなこと再び起きたとき、三度目の予兆としてとらえ、警戒するのがこのことわざの基本的用法です。よいことにも使えないわけではありませんが、おおむね不吉なことや好ましくないことについて言います。
 現実に二度あったからといって、かならず三度目が起こるわけではありません。むしろ三度は続かないほうが多いでしょう。しかし、当事者にとってリスクが大きい場合、三度目があり得ると思って本能的に身構えるのは自然な反応です。ことわざは、こういう場合、三度あると断定的に言い切って印象を強めるのです。
 かつては、同じ一族で二人続けて亡くなったときに、三人目の死者の代わりに人形を葬ったり、醤油を二度こぼしたときに、わざともう一度少しだけこぼすなど、三度目の禍を避けるための風習が各地にありました。

〔フランス〕Jamais deux sans trois.(三のない二は決してない)

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