しゃんと

デジタル大辞泉の解説

[副](スル)
物事がきちんと整っているさま。ちゃんと。
「箸函に―納めて」〈紅葉・二人女房〉
姿勢または態度などがだらけていないで、きちんとしているさま。「背筋を伸ばしてしゃんと立ちなさい」「めそめそしていないでしゃんとしなさい」
衰えを見せず、元気で活発にしているさま。「高齢なのにしゃんとしている」
確かに。きっぱりと。しかと。
「―短う通ひやむが、此の道の睟(すい)」〈浮・禁短気・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

〘副〙
① 物事の状態が正しく、整っているさまを表わす語。きちんと。
※虎明本狂言・吃(室町末‐近世初)「胸をしゃんと結んで」
② 体を起こして姿勢正しく、態度・動作などもきちんと、しっかりしているさま、しっかり立ったさまなどを表わす語。
※評判記・難野郎古たたみ(1666頃)伊藤小太夫「をどりふりいかにもしゃんとしてよし」
③ 言語、行動、考えなどがしっかりして、明瞭なさまを表わす語。ちゃんと。たしかに。はっきりと。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※浄瑠璃・薩摩歌(1711頃)鑓じるし「当座にしゃんと嫁入てのければ、よい物を」
④ 味などがすっきりしているさま、さっぱりしているさまなどを表わす語。
※評判記・秘伝書(1655頃)にほひの事「ちゃうじは、しゃんとすれども、是とても、人によりて、きらふものなり」

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