町・丁(読み)ちょう

精選版 日本国語大辞典「町・丁」の解説

ちょう チャウ【町・丁】

〘名〙
① 面積の単位。一町は一〇段で三六〇〇歩、太閤検地以後は三〇〇〇歩と定められた。約九九・一八アール。
※令義解(718)田「十段為町」
② 距離の単位。一町は六〇間。すなわち三六〇尺にあたる。約一〇九メートル。
※蜻蛉(974頃)中「一丁のほどを、石階おりのぼりなどすれば」
③ 平城京、および平安京における長さおよび面積の単位。四〇〇尺および四〇〇尺平方。
④ 市街地の小区分。まち。
※羅葡日辞書(1595)「Vicinus〈略〉リンカニ イル モノ、ヲナジ chǒni(チャウニ) スム モノ」
⑤ 町内。市街地。商工業地域。また、都会ふう。
※浮世草子・好色一代女(1686)二「若い男のこいきすぎたる風俗、正しく町(テウ)の髪結らしくおもはれける」
⑥ 江戸吉原の遊郭。また、一般に、遊里、遊女。おちょう。
※雑俳・銭ごま(1706)「丁の者哀みませと御諚也」
⑦ 地方公共団体の一つ。市・村とともに都道府県に属する。まち。
※市町村名並市役所町村役場位置変更に関する制(明治二三年)(1890)一条「村を町と為し町を村と為さんとするとき」
[補注]⑥は「おちょう(御町)」の略されたものであるが、一説に吉原の地形が通り抜けのない「字形であったのでいったともされる〔吉原大鑑〕。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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