やっとこ(読み)ヤットコ

デジタル大辞泉 「やっとこ」の意味・読み・例文・類語

やっとこ

[副]かろうじて物事を達成するさま。やっとのことで。やっとこさ。「やっとこ逃げのびる」
[類語]えんやらやっとやっとのことでどうにかこうにかどうにかやっとようやく何とかかろうじてからくも危うくすんでのところ間一髪危なくすんでのことすんでにあわや九死に一生を得るすれすれようようようやっとどうかこうかかつがつどうやらこうやら曲がりなりにもまあまあまあよっぽどかなりなかなかわりあいわりかたわりかし割に比較的まずまずかすかすどうやらなんとかかんとかそこそこそれなり増し次善セカンドベストベター及第無難ほどほど捨てたものではない満更まんざらでもないまだしもまだいまだしいま不徹底不十分及ばずながら不全不完全どうなりこうなり一応急場しのぎ当座しのぎ一時しのぎその場しのぎ最早もはや畢竟ひっきょう結局やはり所詮どの道いずれにしても結句遂にとどのつまり詰まるところ帰するところ詮ずるところ要するにいずれどうせつまりとうとういよいよ挙げ句挙げ句の果て差し詰め究竟きゅうきょう果ては何と言ってもどっち道とにかく何しろ何せ何分なにぶん何分なにぶんにもなんにせよともかくともかくもともあれとまれとにもかくにもそれはともあれ遅かれ早かれ善かれ悪しかれ遅ればせ思い通りやっとこせやっとこさからがら命からがら心ならず一杯一杯精一杯たかだかせめてせめても首の皮一枚ぎりぎりほうほうのてい滑り込み漕ぎ着ける冷や汗をかく危機一髪きわどい薄氷をサバイバル虎口を脱するやれやれ命冥加一髪一髪千鈞せんきんを引くとりあえずひとまず間に合わせる何はさておき何はともあれ差し当たりまんまと

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精選版 日本国語大辞典 「やっとこ」の意味・読み・例文・類語

やっとこ

  1. 〘 副詞 〙
  2. かろうじて物事をするさまを表わす語。やっと。
  3. たどたどしく動き出すさまなどを表わす語。
    1. [初出の実例]「やっとこやっとこ くりだした おもちゃのマーチが らったった」(出典:童謡・おもちゃのマーチ(1923)〈海野厚〉)

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改訂新版 世界大百科事典 「やっとこ」の意味・わかりやすい解説

やっとこ
tongs

鍛造される材料をつかむはさみ形の工具通称はし〉。日本では鍛冶屋鋳掛屋が熱した鉄や火つぼをはさむ道具を焼床ばし,焼床ばさみなどと呼んでいたことからこの名があるといわれる。旋回支点からの柄部が比較的長いので,てこの原理から握力を加えることができる。くわえ部の形は確実につかむ必要から,材料の形に応じて種々のものがある(図)。なお,針金や板金加工用のつかみ工具類も機能的には一種のやっとこであるが,一般にプライヤーplierと呼ばれる。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「やっとこ」の意味・わかりやすい解説

やっとこ

物を挟む道具。釘抜(くぎぬ)きに似た形で、挟む部分長方形をしている。針金、薄板、小さな機械部品などを挟んで持ち上げたり、部品を台の上にのせ挟んだままで加工するのに使用する。また板金作業にも使われる。

[中山秀太郎]

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百科事典マイペディア 「やっとこ」の意味・わかりやすい解説

やっとこ

鉄製の工具の一種。てこの原理を利用して握力を増大させ,ものをつかむのに使用。鍛冶屋などが火つぼなどをはさむ道具を焼床ばし,焼床ばさみと呼んだところからこの名があるといわれる。小型部品の組立てや,針金,熱した鉄等をはさんだり曲げたりするのに用いられる。

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