呑気(読み)ノンキ

デジタル大辞泉 「呑気」の意味・読み・例文・類語

のん‐き【×呑気/×暢気/▽暖気】

[名・形動]《「のん(暖)」は唐音。「呑気」「暢気」は当て字》
1 性格や気分がのんびりとしていること。こせこせしないこと。また、そのさま。「―な人」「―に暮らす」
2 気晴らしをすること。気散じをすること。
「ちっとの間―させましょかと」〈浄・浪花鑑〉
[派生]のんきさ[名]
[類語]気楽・安楽・太平楽・楽・安閑・左団扇・能天気・気軽・気軽い・のうのう・のほほん・ぬるま湯につかる・無頓着・投げ遣り・無関心・いい加減・ノンシャラン・安らか・のどか・安穏・静か・麗らか・うらうら・穏やか・心静か・温和・物静か・おとなしやか・悠長・悠然・悠悠・悠揚・浩然・どっしり・気長・伸び伸び・伸びやか・のんびり・屈託無い・自然体・のんどり・大人しい・優柔・温順・柔順・従順・温柔・温良・順良・素直・控えめ・優しい・シャイ・しなやか・しとやか・なよやか・なよなよ・しっとり・物柔らか・静静・ソフト・おっとり・婉然えんぜん・しおらしい・閑語・たおやか・ナイーブ・心優しい・柔和・温雅・鷹揚おうよう・静心しずこころ・従容しょうよう・悠悠閑閑・おおどか・つつましい・奥ゆかしい・泰然自若・平静・冷静・しみじみ・しっぽり・しんみり・静まる・温顔・温容・春風駘蕩たいとう・穏便・粛粛・静謐せいひつ・静粛・平穏・安泰・安寧・小康・平和・和平・平安・楽楽・安逸・安易・閑閑・安息・温厚・楽天的・安堵あんど・穏和・平然・ぬくぬく・ゆるゆる・くつろぐ・和やわらぐ・安らぐ・和なごむ・静穏・平らか・まったり・つつがない・リラックス・イージーゴーイング・極楽蜻蛉とんぼ

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精選版 日本国語大辞典 「呑気」の意味・読み・例文・類語

のん‐き【呑気・暢気・暖気】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「のん」は「暖」の唐宋音。「呑気」「暢気」はあて字 )
  2. ① ( ━する ) 気晴らしをすること。気散じをすること。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「入聟が葬礼に出てのんきする」(出典:雑俳・秀吟三百番(1704‐11))
  3. ② ( 形動 ) 気が長いこと。気分や性格がのんびりしていること。物事にあまり気をつかわないこと。むとんちゃくなこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「『して、その金の出所は』『拙者が爰で湧き出しまする』と胸を叩く。『はて、大束(おおたば)に、呑気なものぢゃな』」(出典:歌舞伎・高麗大和皇白浪(1809)五立)

呑気の補助注記

中世期には、①のような動作性の意味で用いられたが、次第に、②のような心理的な意味合いを表わすようになったのは、「のんびら」「のんどり」など「のん」を含む語のもつ意味への類推が働いたためか。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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