大風(読み)オオカゼ

デジタル大辞泉 「大風」の意味・読み・例文・類語


おお‐ふう〔おほ‐〕【大風】

[名・形動]
1 おごり高ぶって、人を見下すような態度をとること。また、そのさま。横柄おうへい。
「―に鼻音で答えると、急に言葉使いまでがぞんざいになって」〈里見弴・多情仏心〉
2 気が大きくて小さなことにこだわらないこと。また、そのさま。
「江戸子の物買ふ様に―に買うた所が」〈滑・浮世風呂・四〉
[類語]野放図・勝手・わがまま・横着・身勝手・得手勝手・手前勝手・自己本位・好き放題・好き勝手・気随・気まま・ほしいまま・恣意的しいてき・利己的・エゴイスチック・好き・自分勝手・気任せ・奔放・自由・尊大・横柄・傲然・高慢・傲慢・驕慢・倨傲・高姿勢・高飛車・高圧的・居丈高・権柄尽く・偉そう・口幅ったい・僭越・越権・不遜・態度が大きい・我が物顔・空威張り・野太い・図太い・太い・豪胆・厚かましい・図図しい・ふてぶてしい・おこがましい・えげつない・いけ図図しい・猛猛しい・虫がいい・厚顔・厚顔無恥・鉄面皮・破廉恥・面の皮が厚い・心臓が強い・心臓に毛が生えている・恥知らず・傍若無人・人を人とも思わない・眼中人無し・聞く耳を持たない・横紙破り・ふんぞり返る・自己中・人も無げ

たい‐ふう【大風】

強い風。おおかぜ。

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精選版 日本国語大辞典 「大風」の意味・読み・例文・類語

おお‐ふうおほ‥【大風】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. ① えらぶって人を見くだすような態度であること。また、その言動。傲慢(ごうまん)。尊大。横風(おうふう)。大柄(おおへい)。
    1. [初出の実例]「ひゃうひゃくたらたら大風に、誹諧は貞徳宗因に劣らじと」(出典:浮世草子・諸芸独自慢(1783)二)
  3. ② 小さいことにこだわらないで、気が大きいこと。金持ちらしく、おうようなこと。
    1. [初出の実例]「大ふうな事をいふよふだが、これでも灯籠の内抱に祝義も出したもんだよ」(出典:洒落本・遊僊窟烟之花(1802か)三)

たい‐ふう【大風】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① はげしく吹く風。強い風。おおかぜ。
    1. [初出の実例]「播磨、淡路、紀伊三国言。大風潮漲、田園損傷」(出典:続日本紀‐大宝元年(701)八月甲寅)
    2. [その他の文献]〔管子‐七臣七主〕
  3. ② 西風の異名。〔詩経‐大雅・桑柔〕
  4. ③ 古く、ハンセン病の異称。〔塵袋(1264‐88頃)〕 〔黄帝内経素問‐長刺節論〕

おお‐かぜおほ‥【大風】

  1. 〘 名詞 〙 強い風。激しく吹く風。
    1. [初出の実例]「辛酉に大風(オホカセふ)く」(出典:日本書紀(720)皇極二年正月(北野本訓))
    2. 「なに事も行はせたまふをりに、いみじき大風ふき、なが雨ふれども」(出典:大鏡(12C前)五)

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普及版 字通 「大風」の読み・字形・画数・意味

【大風】たいふう

はげしい風。漢・高祖〔大風歌〕楽府 大風つて、雲飛揚す 威、に加はつて、故に歸る 安(いづ)くにか猛士を得て、四方を守らしめん

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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