どっしり(読み)ドッシリ

デジタル大辞泉 「どっしり」の意味・読み・例文・類語

どっしり

[副](スル)
かに重みのあるさま。ずっしり。「どっしり(と)重い袋」
落ち着きがあって重々しいさま。「どっしり(と)した態度
[類語](1重量感ずっしりずしりずしっとがっしり重み広量大度マッシブ/(2落ち着く冷静沈着平静悠揚悠然泰然綽然しゃくぜん自若悠悠浩然気長伸び伸び伸びやかのどかのんびり屈託無い自然体でんと腰を据える太っ腹堂堂正正堂堂毅然どっかとどっかりどかっとどかり心静か穏やか温和物静かおとなしやか安らか安穏のんどり重厚厳か厳粛粛粛粛然森厳荘厳荘重重重しい物物しい厳めしい厳として

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「どっしり」の意味・読み・例文・類語

どっしり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 重いものが落ちたり倒れたりする音やそのさまを表わす語。どっさり。
※雑俳・柳多留‐三(1768)「とっしりと置てからいふ臼の礼」
② 重いさま、重々しく落ち着いているさま、威厳をもって落ち着いているさま、重厚なさまなどを表わす語。
※詞葉新雅(1792)「ドッシリト づしやかに」
妄想(1911)〈森鴎外〉「独逸(ドイツ)といふ野蛮な響の詞にどっしりした重みを持たせたヰルヘルム第一世が」
③ =どっさり(一)②
洒落本・青楼日記(1802)通客之品定「雪なんぞのどっしりつもったあしたに」

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