安楽(読み)アンラク

デジタル大辞泉 「安楽」の意味・読み・例文・類語

あん‐らく【安楽】

[名・形動]心身の苦痛や生活の苦労がなく、楽々としていること。また、そのさま。「老後の安楽を願う」「安楽な生活を送る」
[類語]気楽・のんき・太平楽・無事・楽・安閑・左団扇・能天気・気軽・気軽い・のうのう・のほほん・ぬるま湯につかる・安らか・のどか・安穏・静か・麗らか・うらうら・穏やか・心静か・温和・物静か・おとなしやか・悠長・悠然・悠悠・悠揚・浩然・どっしり・気長・伸び伸び・伸びやか・のんびり・屈託無い・自然体・のんどり・大人しい・優柔・温順・柔順・従順・温柔・温良・順良・素直・控えめ・優しい・シャイ・しなやか・しとやか・なよやか・なよなよ・しっとり・物柔らか・静静・ソフト・おっとり・婉然えんぜん・しおらしい・閑語・たおやか・ナイーブ・心優しい・柔和・温雅・鷹揚おうよう・静心しずこころ・従容しょうよう・悠悠閑閑・おおどか・つつましい・奥ゆかしい・泰然自若・平静・冷静・しみじみ・しっぽり・しんみり・静まる・温顔・温容・春風駘蕩たいとう・穏便・粛粛・静謐せいひつ・静粛・平穏・安泰・安寧・小康・平和・和平・平安・楽楽・安逸・安易・閑閑・安息・温厚・楽天的・安堵あんど・穏和・平然・ぬくぬく・ゆるゆる・くつろぐ・和やわらぐ・安らぐ・和なごむ・静穏・平らか・まったり・つつがない・リラックス・イージーゴーイング・極楽蜻蛉とんぼ

やすらい〔やすらひ〕【安=楽/夜須礼】

「安楽祭やすらいまつり」に同じ。《季 春》「―の花よ踏まれな跡なる子/暁台」

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精選版 日本国語大辞典 「安楽」の意味・読み・例文・類語

あん‐らく【安楽】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① ( 形動 ) ( まれに「として」の付くこともある ) 心身に苦痛がなく、穏やかで楽なこと。満ちたりて心が平和なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「思二欲家々貯積、人々安楽一」(出典:続日本紀‐養老五年(721)三月癸丑)
    2. 「けふ人なき所に一人ゐて、物をくひ、酒をのむ、安楽なること」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)六)
    3. [その他の文献]〔孟子‐告子・下〕
  3. ② ( ━する ) 心身の苦痛をのぞき、楽にすること。
    1. [初出の実例]「君、仏に成給ふ事は慈悲に依て衆生を安楽せしめむと也」(出典:今昔物語集(1120頃か)一)
  4. ③ 安逸に快楽にふけること。
    1. [初出の実例]「五倫の一つを安楽(アンラク)栄耀のもてあそびものとしたまふゆへに、皆あしくほろび玉へり」(出典:彝倫抄(1640))
  5. ④ ( [梵語] sukhāvatī の訳語 ) =あんらくこく(安楽国)
    1. [初出の実例]「娑婆化主、因二其請一故即広開二浄土之要門一、安楽能人顕二彰別意之弘願一」(出典:教行信証(1224)六)
    2. [その他の文献]〔無量寿経‐上〕

やすらいやすらひ【安楽・夜須礼】

  1. 〘 名詞 〙 =やすらいまつり(安楽祭)〔百練抄‐久寿元年(1154)四月〕

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普及版 字通 「安楽」の読み・字形・画数・意味

【安楽】あんらく

安らかで楽しい。〔能改斎漫録、十、議論〕天下の事、多く賤感激の中にり、或いは富貴安樂の際に敗る。理、疑ふべき無きなり。

字通「安」の項目を見る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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