たんと(読み)タント

デジタル大辞泉 「たんと」の意味・読み・例文・類語

たん‐と

[副]
数量の多いさま。たくさん。たっぷり。「まだたんと残っている」「たんとおあがり」
程度のはなはだしいさま。非常に。
「―きのどくがる顔つき」〈浮・一代男・八〉
[類語]ごまんとどっさりわんさとうんとふんだんたっぷりなみなみたくさん一杯十分しっかりがっつり思い切り思う存分夥しい多く数数かずかず多数数多すうた無数多量大量大勢おおぜい大挙多勢多人数大人数衆人莫大膨大巨万豊か潤沢無尽蔵山ほど盛り沢山がっぽりがっぽがっぽ多め幾多過多最多多作あまた多多いくらもいくらでもざらにごろごろ十二分に豊富に腐るほどしこたまたんまり仰山ぎょうさん多め数知れない数知れぬ数え切れない十指に余る枚挙にいとまがない掃いて捨てるほどもろもろ広い幅広い手広い広範広範囲多方面多角多面多岐様様各種種種しゅじゅ諸種いろいろ多様多様化多面的多種多種多様多彩いろんなとりどり色とりどり百般万般諸般多元多元的多角的横断的複眼的おしなべて全般に一般総じて概しておおむね大概普通通例通常一体に総体およそあまね雑多よろず各人各様十人十色千差万別マルチ事事物物種種雑多各様種種くさぐさ玉石混淆こんこう凡百ぼんぴゃく百態百事百千万端各般数次幾度等等諸相諸物あれこれ何やかや何だかんだ何のかの何くれ何くれとなくあれやこれやごちゃごちゃあの手この手エトセトラもも億万千万千万無量うようようじゃうじゃ蝟集いしゅう無尽雲霞うんか星の数ほど浩瀚こうかん少なからず山積み山積飽和満満ごっそり大半累積山をなす十重二十重とえはたえ有り余る

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精選版 日本国語大辞典 「たんと」の意味・読み・例文・類語

たんと

  1. 〘 副詞 〙
  2. 数量が多いさまを表わす語。たくさん。どっさり。多量に。
    1. [初出の実例]「たき木のしばをたんと山のやうにつみかさねて」(出典:玉塵抄(1563)二三)
    2. 「コレ礒様。言ふ事がたんと有」(出典:浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)六)
  3. 程度がはなはだしいさまを表わす語。大変に。非常に。
    1. [初出の実例]「気だてたんと。おもくれ、折ふしは、気のどく成程也」(出典:評判記・満散利久佐(1656)高天)
    2. 「たんと馬鹿にして入らっしゃい」(出典:藤鞆絵(1911)〈森鴎外〉)

たんとの補助注記

形容動詞的用法の例として、「稲熱病岩倉政治〉九」に「河合様ところのあのたんとな書物。なんしろ恐ろしいもンぢゃ」がある。

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普及版 字通 「たんと」の読み・字形・画数・意味

【憚】たんと

貪欲。

字通「憚」の項目を見る

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