微微(読み)ビビ

デジタル大辞泉 「微微」の意味・読み・例文・類語

び‐び【微微】

[ト・タル][文][形動タリ]分量などがごくわずかであるさま。小さくて取るに足りないさま。「微微たる存在」「微微とした勢力
[類語]微小ミクロ細かい小さい微細細微細密緻密ちみつ細か少ない少し少しく少少ちょっとちょいとちとちっとちょっぴりいささかいくらかいくぶんやや心持ち気持ち多少若干二三少数少量僅僅きんきんわずか数えるほどたったただたかだかしばらくなけなし低い手薄少なめ内輪軽少軽微微弱微少僅少きんしょう些少さしょう最少微量ちびちび一つまみ一握り一抹一息紙一重すずめの涙鼻の差残り少ないちょこっとちょこんとちょっこりちょびちょびちょびっとちょぼちょぼちょろりちょんびりちょんぼりちらり爪のあか小口ささやか寸毫すんごうプチほのか幾ばくせいぜいたかが微塵みじん些細ささいまばらほんのあるかなきか一縷いちる心ばかりしるしばかり形ばかり末梢的二次的二義的副次的瑣末さまつ枝葉枝葉末節些事さじ細事小事細細しい煩瑣はんさ瑣瑣ささ区区ちょっとした取るに足りないたわいない何でもない愚にもつかぬ益体も無いらちも無い高が知れる些些ささ末節無駄事雑事つまらない無意味下らない問題外部分的派生的卑小眇眇びょうびょうよし無いトリビアル

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精選版 日本国語大辞典 「微微」の意味・読み・例文・類語

び‐び【微微】

〘形動ナリ・タリ〙 かすかであるさま。小さいさま。分量や数、また勢力などがわずかであるさま。
※凌雲集(814)奉和観佳人蹋歌御製〈小野岑守〉「心嬌胆小羞蹋歩、声裏微々寿千齢」
太平記(14C後)四「事の儀式余に微々(ビビ)ならんは、吾朝の耻なる可しとて」
文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉五「僅に王室余光に藉て微々たる運動を為さんとするのみにて」 〔韋孟‐在鄒詩〕

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普及版 字通 「微微」の読み・字形・画数・意味

【微微】びび

わずか。ほのか。晋・陶潜〔胡西曹に和し、顧賊曹に示す〕詩 重雲(ちよううん)白日(おほ)ひ 雨、としてたり

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