元気(読み)ゲンキ

デジタル大辞泉 「元気」の意味・読み・例文・類語

げん‐き【元気】

[名・形動]
心身活動の源となる力。「元気が出る」「元気横溢おういつ
体の調子がよく、健康であること。また、そのさま。「元気子供」「お元気ですか」
天地の間にあって、万物生成の根本となる精気
[派生]げんきさ[名]
[類語](1活気生気精気神気鋭気壮気覇気威勢景気活力精力気力血気/(2ぴんしゃんぴんぴんしゃんとしゃんしゃんしゃきっとしゃっきり不死身強靭タフ生き生き意気軒昂けんこう老健健康丈夫達者息災健勝頑健健やか壮健健全強壮強健無事矍鑠かくしゃく強い(元気のいいようす)活発溌剌はつらつ生生せいせい生き生きぴちぴちきゃぴきゃぴいけいけのりのりおきゃんおちゃっぴいおませおしゃま快活精彩活動的動的精力的ダイナミックエネルギッシュエナジェティックあぶらが乗る水を得たうおのようバイタル情熱的意欲的熱狂的熱情的白熱的激越狂熱熱烈烈烈熱血熱っぽい血が騒ぐ血気盛んパッショネートホットバイタリティービビッド強気強引押して努めて曲げて断固断然思い切ってるか反るか思う様思う存分存分思いのまま力一杯精一杯率先果敢惜しみない意気込む本腰腰を入れる入れ込むひたむきもりもり盛ん鬱然澎湃ほうはい勃勃油然ゆうぜん湧然沸沸むくむくみなぎるみなぎらすあふれる燃え上がる沸き上がる沸き立つ込み上げるたぎる高ぶる発揚燃える燃え立つ鼻息が荒い血気にはや奮い起こす奮い立つ気を吐く肩肘かたひじ張る勢い込む気張る張り切る腕が鳴る腕にりをかけるハッスルしたり顔自慢顔自慢たらしい胸を張る得意満面得意顔有頂天意気揚揚鬼の首を取ったよう欣喜雀躍意気が揚がるどや顔手柄顔天狗になる見得を切る大見得を切る

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精選版 日本国語大辞典 「元気」の意味・読み・例文・類語

げん‐き【元気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 天地間に広がり、万物が生まれ育つ根本となる精気。
    1. [初出の実例]「元気倏動、葦牙乍驚」(出典:性霊集‐二(835頃)大和州益田池碑)
    2. [その他の文献]〔漢書‐津歴志〕
  3. 活動のみなもとになる気力。身心の活動力。また、国家や組織が存続する上で必要な活力。
    1. [初出の実例]「然ども根本元気の虚にて候由、いしゃ衆も被申候」(出典:宗鏡寺外九人宛沢庵書簡‐寛永一四年(1637)一一月一七日)
  4. ( 形動 ) 体の調子がよくて健康なこと。気力、勢力が盛んなこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「Guenqina(ゲンキナ)、または、guẽqini(ゲンキニ) ゴザル」(出典:日葡辞書(1603‐04))
  5. ( ━する ) 病気がなおること。健康が回復すること。減気
    1. [初出の実例]「正和五年の夏左吉病に犯れて月を超て元気(ゲンキ)す」(出典:地蔵菩薩霊験記(16C後)四)

元気の補助注記

中国の文献に出典を持つ語であるが、のような意味が生まれるにあたって、和製漢語「減気」との関わりを指摘する説がある。「減気」は、病気したあとの回復を意味したので、「元気」と類義になったという事情が考えられる。

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普及版 字通 「元気」の読み・字形・画数・意味

【元気】げんき

天地の本原の気。〔春秋繁露王道〕王なるは人の始めなり。王正しければ則ち元氣和順にして、風雨時あり。景星見(あら)はれ、下る。

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