ぽんこつ(読み)ポンコツ

デジタル大辞泉 「ぽんこつ」の意味・読み・例文・類語

ぽんこつ

1 自動車の解体。転じて、壊れかかった自動車。また一般に、使い古したり壊れたりしたもの。「ぽんこつの機械」
2 げんこつで殴ること。また、殴り殺すこと。
「―をきめられてヨ」〈魯文・安愚楽鍋〉
[類語]ぼろぼろ・おんぼろ・よれよれ・がたがた・ぼろい・老朽化・埃ほこりっぽい・汚い・むさ苦しい・汚らしい・小汚い・薄汚い・汚けがらわしい・ばっちい・むさい・泥まみれ・不潔・不浄・不衛生・不純・尾籠びろう・醜悪・見苦しい・みすぼらしい・汚穢おわい・汚れ物・汚濁・けがれ・よごれ・汚点・汚染・くすむ・薄汚れる・汚れる・煤すすける・垢あかじみる・まみれる・油じみる・汗じみる・廃品・廃物・廃棄物・屑鉄・屑物・粗品・安物・見切り品・傷物・裾物・払い物・長物・死物・末期的・衰残・地に落ちる・没落・落ちぶれる・うらぶれる・成り下がる・零落・凋落ちょうらく・転落・落魄らくはく・淪落・消沈・衰亡・たそがれ・失速・焼きが回る・耄碌もうろく・火の車・終末・落ち目・下火・尻すぼみ・廃退・下り坂・左前・不振・じり貧・どか貧・先細り・下がり目・低落・廃る・傾く・尻下がり・尻切れとんぼ・竜頭蛇尾・孤城落日・野暮ったい・野暮・無粋・無骨・無風流・無作法・無造作・泥臭い・むくつけし・プリミティブ・かっこ悪い・ださい・不細工・ぎこちない・田舎臭い・不格好・無様・不体裁・醜態・醜い・みっともない・はしたない・老醜・醜・ばばっちい・しどけない・目障り・爺じじむさい・グロテスク・不器量・弊衣破帽・だらしない・醜怪・浅ましい・見辛い・見るに見兼ねる・地味・冴さえない・見るに堪えない・目も当てられない・惨憺さんたん・貧相・貧乏臭い・貧乏たらしい・貧弱・しがない・忌まわしい・馬鹿正直・しょぼい・しょぼくれる・興醒きょうざめ・興醒きょうざめる・味気ない・俗っぽい・素人臭い・うざい・時代遅れ・流行遅れ・陳腐・殺伐・稚拙・無味乾燥・鈍臭い・低俗・俗悪・ちんけ・かったるい・芋・きもい・悪趣味・田舎侍・山猿・卑俗・世間知らず・アナクロ・アナクロニズム

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぽんこつ」の意味・読み・例文・類語

ぽんこつ

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 拳骨(げんこつ)でなぐること。また、なぐって殺すこと。
    1. [初出の実例]「四足をくいへゆわいつけられてポンコツをきめられてヨ」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三)
  3. ② 明治時代の洗濯業界で、木綿製の衣類などを、固定した木や石にたたきつけて汚れを取ること。また、その方法。
  4. ③ 使いものにならなくなった自動車の解体。また、それをする商売。転じて、中古の、こわれかかった自動車。一般に、老朽化し、廃品同様になったものにもいう。〔自動車の話(1953)〕
    1. [初出の実例]「ぽんこつに出したくしゃくしゃの自動車は」(出典:ぽんこつ(1959‐60)〈阿川弘之〉兄の遺品)

ぽんこつの語誌

( 1 )①については、拳骨を西洋人が聞き違えていったボンコツの転か〔大言海〕とする説が有力であるが、「げんこつ」と英語 punish との混成語か。
( 2 )②は英語 pound cotton に由来するという。
( 3 )③は、挙例の阿川弘之の新聞小説「ぽんこつ」によって一般にひろまったもので、ポンポンコツンコツンと叩く音からできた語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[名](スル)1 別の衣服に着替えること。特に夏冬の季節に応じて改めること。平安時代には、陰暦4月1日、10月1日に行われた。江戸幕府では、このほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあった。現...

衣替えの用語解説を読む