作為(読み)サクイ

デジタル大辞泉 「作為」の意味・読み・例文・類語

さく‐い〔‐ヰ〕【作為】

[名](スル)
1 人が自分の意志で作り出すこと。
「我々の真摯なる要求は我々の―したものでない、自然の事実である」〈西田・善の研究〉
2 事実であるかのように故意に手を加えること。つくりごと。「作為の跡がみられる」「データに作為して数値を変える」
3 法律で、人の積極的な行為・挙動。人を殺すなど。⇔不作為。
[類語]故意・わざと・殊更・作意・意識的・意図的・計画的・作為的・未必の故意・積極的・能動的・自発的・わざわざ・殊の外・殊に・好んで・わざとらしい・こと新しい・あえて・せっかく・とりわけ・自ら・手ずから・直直じきじき・直接・直接的・直じかに・身を以て・ダイレクト・アクティブ・アグレッシブ・自主的・主体的・意欲的・精力的・進取・進んで・求めて・喜ぶ・喜んで・前向き・乗り気・我先・我勝ち・えいやっと・我劣らじと・わざとらしい・止やむに止まれぬ・及ばずながら・献身的・強気・強引・押して・努めて・曲げて・断固・断然・思い切って・伸のるか反るか・思う様・思う存分・存分・思いのまま・力一杯・精一杯・率先・果敢・惜しみない・意気込む・本腰・本腰を入れる・入れ込む・ひたむき・誓って・活動的・わざわざ・強いて・たって・我も我も・しゃかりき・しゃにむに・どしどし・ポジティブ・野心満満・活発・快活・精彩・元気・動的・ダイナミック・エネルギッシュ・エナジェティック・脂あぶらが乗る・水を得た魚うおのよう・建設的・肯定的・発展的・情熱的・熱狂的・熱情的・白熱的・激越・狂熱・熱烈・烈烈・熱血・熱っぽい・血が騒ぐ・血気盛ん・パッショネート・ホット・バイタル・バイタリティー・生き生き・溌剌はつらつ・生生せいせい・ビビッド・奮って・腰を入れる・もりもり・盛ん・鬱然・澎湃ほうはい・勃勃・油然ゆうぜん・湧然・沸沸・むくむく・みなぎる・みなぎらす・溢あふれる・燃え上がる・沸き上がる・沸き立つ・込み上げる・たぎる・高ぶる・発揚・燃える・燃え立つ・鼻息が荒い・血気に逸はやる・奮い起こす・奮い立つ・気を吐く・肩肘かたひじ張る・勢い込む・気張る・張り切る・腕が鳴る・腕に縒よりをかける・ハッスル・したり顔・自慢顔・自慢たらしい・胸を張る・得意満面・得意顔・有頂天・意気揚揚・鬼の首を取ったよう・欣喜雀躍きんきじゃくやく・意気が揚がる・どや顔・手柄顔・天狗になる・見得を切る・大見得を切る

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精選版 日本国語大辞典 「作為」の意味・読み・例文・類語

さく‐い‥ヰ【作為】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① つくること。こしらえること。
    1. [初出の実例]「属言は書を著すぞ。作為するぞ」(出典:史記抄(1477)一一)
    2. 「君主と人民との間を異類のものの如く為して、強ひて其区別を作為し、位階服飾文書言語悉皆上下の定式を設るものあり」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)
  3. ② 事実はそうでないのに、そう見せかけようとしていろいろの手段をとること。こしらえごと。
    1. [初出の実例]「真実と作為(サクヰ)とを綯交(ないまぜ)にした末造の言分けが」(出典:雁(1911‐13)〈森鴎外〉一三)
  4. ③ 法律で、人の行為のうち積極的な動作・挙動。殺人、窃盗などの類。⇔不作為。
    1. [初出の実例]「他の有罪の証拠を作為することにより」(出典:刑事補償法(1950)三条)

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普及版 字通 「作為」の読み・字形・画数・意味

【作為】さくい(ゐ)

作る。作りあげる。〔礼記、月令〕(季春の月)工師に命じ、百工に令す。~監工日に號す、時に悖(さか)らふこと毋(な)く、巧を作爲して以て上の心を(とろ)かすこと毋(なか)れと。

字通「作」の項目を見る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の作為の言及

【不作為】より

…路上に倒れている病人を見捨てたまま通り過ぎるとか,立ち退きを要求されても住み慣れた住居から立ち退かないというように,現在の事実・事象に対して積極的に働きかける行動をとらず,それらの事実・事象を放置することを不作為という。外界に対して積極的に働きかける行動・挙動をいう〈作為〉とは対語をなす。…

※「作為」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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