必然(読み)ヒツゼン

デジタル大辞泉 「必然」の意味・読み・例文・類語

ひつ‐ぜん【必然】

[名・形動]必ずそうなること。それよりほかになりようのないこと。また、そのさま。「必然の帰結」「なまけたのだから不合格は必然だ」⇔蓋然がいぜん/偶然。
[類語]必至・確実・正確・的確・明確・確か・精確・安全・はっきり・定か・明らか・明白・確・確固・確然・必定・最右翼・本命・有力・鉄板・必ず・強いて・敢えて・むりやり・努めて・できるだけ・極力・なるたけ・なるべく・可及的・きっと・絶対・是非・何としても・どうしても・何が何でも・是が非でも・押して・たって・どうぞ・どうか・くれぐれも・願わくは・なにとぞ・なんとか・まげて・ひとつ・必ずや・不可避・誓って・てっきり・違いない・はず・決まって・すなわち・否が応でも・否でも応でも・否いやでも・否いやとも・是非とも・無理・無理算段・無理無体・無理押し・無理強じい・強制的・強引・強気・強行・独断・独断的・理不尽・強硬・頑強・問答無用・強要・力尽く・力任せ・腕尽く・ごり押し・断固・一刀両断・横柄・威圧的・否応無し・頑として・横紙破り・横紙を破る・有無を言わせず・腕力に訴える・横車を押す・押し付けがましい・ねじ伏せる・首に縄を付ける・遠慮会釈もない・無ぶ遠慮・高圧的・高飛車・頭ごなし・押し通す・押し付ける・一方的・豪腕・勿論・元より・当然・もっとも・無論・まさに・当たり前・ご無理ご尤も・言うまでもない・言わずもがな・言を俟またない・論を俟またない・然も有りなん・無理もない・無理からぬ・自然・至当・自明・歴然・歴歴・一目瞭然・瞭然・灼然しゃくぜん・明明白白・明快・明瞭・画然・顕然・まさしく・疑いなく・然るべき・すべからく・言うに及ばず・言えば更なり・言うもおろか・論無し・推して知るべし・隠れもない・紛れもない・理の当然・妥当・自明の理・それもそのはず・ご尤もっとも・尤もっとも至極・尤もっとも千万・宜うべなるかな・むべなるかな・合点・唯唯諾諾・首肯・宜うべなう・賛成・賛同・果たして・果たせるかな・更にも言わず・至極・のみならず・言わずと知れた・くっきり・諸手もろてを挙げる

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精選版 日本国語大辞典 「必然」の意味・読み・例文・類語

ひつ‐ぜん【必然】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① ( 形動ナリ・タリ ) 必ずそうなること。そのように帰着するに決まっていること。また、そのさま。必至。⇔蓋然・偶然。
    1. [初出の実例]「為レ樸為レ器、雖レ在二自然之必然一」(出典:菅家文草(900頃)八・叙澆淳)
    2. 「宗廟の神も定めおぼしめしたる事は、今は道理にかないて必然なり」(出典:愚管抄(1220)六)
    3. [その他の文献]〔国語‐鄭語〕
  3. ② ( 副詞的に用いて ) 必ず。きっと。〔布令必用新撰字引(1869)〕
    1. [初出の実例]「此事実や実に疑もなき事実にして、必然(ヒツゼン)さる事のありしならめど」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)

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普及版 字通 「必然」の読み・字形・画数・意味

【必然】ひつぜん

必ずなる。〔商君書、画策〕人は必然の理、必爲の時勢を知る。故に必治のを爲し、必の民を戰はしめ、必聽の令を行ふ。

字通「必」の項目を見る。

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改訂新版 世界大百科事典 「必然」の意味・わかりやすい解説

必然 (ひつぜん)

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百科事典マイペディア 「必然」の意味・わかりやすい解説

必然【ひつぜん】

→偶然

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世界大百科事典(旧版)内の必然の言及

【運命】より

…すなわち,〈さだめられしモイラ(運命)なれば,神とても逃るるあたわず〉というのがたてまえではあったが,アポロンはクロイソスの運命を大幅に緩和したのであった(《歴史》)。このようにギリシア人の運命についての考えは,現代人から見ればあいまいだということになるだろうが,モイラの類似語で〈必然〉と訳されるギリシア語の〈クレオンchreōn〉や〈アナンケanankē〉の場合も事情は同じであって,〈ソクラテス以前の哲学者たち〉の用例を見ると,これらの語は絶対的必然性absolute necessityではなくて一定のきまり,規準を意味している。したがって,しいて必然という訳を与えるにしても,それはあいまいな意味での必然と見なすべきである。…

【偶然】より

…〈必然〉と対をなす語で,必然が〈必ずそうであること〉を意味するのに対して〈たまたまそうであること〉を意味する。しかし,必然が多義的であるのに応じて,偶然も多様な意味をもつ。…

※「必然」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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