デジタル大辞泉 「馬鹿」の意味・読み・例文・類語
ばか【馬鹿/×莫×迦】
1 知能が劣り愚かなこと。また、その人や、そのさま。人をののしっていうときにも用いる。あほう。「―なやつ」⇔利口。
2 社会的な常識にひどく欠けていること。また、その人。「役者―」「親―」
3 つまらないこと。無益なこと。また、そのさま。「―を言う」「―なまねはよせ」
4 度が過ぎること。程度が並はずれていること。また、そのさま。「―に風が強い」「―騒ぎ」「―正直」
5 用をなさないこと。機能が失われること。また、そのさま。「蛇口が―で水が漏れる」→馬鹿になる2
[補説]元来は相手をののしる言葉であるが、相手に対する思いやり、親しみ・愛情の気持ちを込めて用いることもある。「―だな。そんなに思いつめなくていいのに」など。また、「―! あきらめるな」のように、否定や批判などの意で、感動詞的にも用いられる。
[派生]ばかさ[名]
[用法]馬鹿・
[類語](1)