有余(読み)ユウヨ

デジタル大辞泉 「有余」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐よ〔イウ‐〕【有余】

1 余りがあること。余分。
「気の毒に思うて―の金を給するは」〈福沢・文明論之概略〉
2 《「有」はその上また、の意》数を表す語に付いて、それより少し多い意を表す。「五年有余の歳月」
[類語]優に・十分・たっぷり・たくさん・たんと・ごまんと・わんさと・うんと・ふんだん・なみなみ・一杯・しっかり・がっつり・思い切り・思う存分・どっさり・夥おびただしい・多く・数数かずかず・多数・数多すうた・無数・多量・大量・大勢おおぜい・大挙・多勢・多人数・大人数・衆人・莫大ばくだい・膨大・巨万・豊か・潤沢・無尽蔵・山ほど・盛り沢山・がっぽり・がっぽがっぽ・多め・幾多・過多・最多・多作・あまた・多多・いくらも・いくらでも・ざらに・ごろごろ・十二分に・豊富に・腐るほど・しこたま・たんまり・仰山ぎょうさん・数知れない・数知れぬ・数え切れない・十指に余る・枚挙にいとまがない・掃いて捨てるほど・諸もろもろ・広い・幅広い・手広い・広範・広範囲・多方面・多角・多面・多岐・様様・各種・種種しゅじゅ・諸種・いろいろ・多様・多様化・多面的・多種・多種多様・多彩・いろんな・とりどり・色とりどり・百般・万般・諸般・多元・多元的・多角的・横断的・複眼的・おしなべて・全般に・一般・総じて・概して・おおむね・大概・普通・通例・通常・一体に・総体・およそ・遍あまねく・雑多・万よろず・各人各様・十人十色・千差万別・マルチ・事事物物・種種雑多・各様・種種くさぐさ・玉石混淆こんこう・凡百ぼんぴゃく・百態・百事・百千・万端・各般・数次・幾度・等等・諸相・諸物・あれこれ・何やかや・何だかんだ・何のかの・何くれ・何くれとなく・あれやこれや・ごちゃごちゃ・あの手この手・エトセトラ・百もも・億万・千万・千万無量・うようよ・うじゃうじゃ・蝟集いしゅう・無尽・雲霞うんか・星の数ほど・浩瀚こうかん・少なからず・山積み・山積・飽和・満満・ごっそり・大半・累積・山をなす・十重二十重とえはたえ・有り余る・ばっちり・存分・遺憾なく・フル・至れり尽くせり・余りある・余る・残す・だぶつく・余裕・足りる・千度・大分だいぶ・大層・すこぶる・みっちり・みっしり・満点・万万ばんばん・徹底的・軽く・楽に・余裕綽綽しゃくしゃく・たやすく・それなりに

う‐よ【有余】

仏語。心は煩悩ぼんのうを断ったが、いまだ生命のよりどころとして肉体があること。

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精選版 日本国語大辞典 「有余」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐よイウ‥【有余】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① あまりがあること。必要分よりも多くあること。余分。剰余分。残余。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「それ人の歯は腎の有余(ユウヨ)にて、腎勢つよく生れつくものは胎内よりはをもちて出る也」(出典:咄本・私可多咄(1671)三)
    2. [その他の文献]〔詩経‐小雅・都人士〕
  3. ② 数を表わす語に付けて、それよりもやや多い意を表わす語。
    1. [初出の実例]「掣二々波上一、二月有余、水尽人疲、海長陸遠」(出典:性霊集‐五(835頃)為大使与福州観察使書)

う‐よ【有余】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。余りが残っていて、究極に至っていないこと。
    1. [初出の実例]「先生有余之罪、願消二礼拝之頭一」(出典:本朝文粋(1060頃)一三・勧学院仏名廻文〈慶滋保胤〉)

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