重宝(読み)チョウホウ

デジタル大辞泉 「重宝」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ほう【重宝】

[名・形動](スル)
1 貴重な宝物。じゅうほう。「先祖伝来の重宝」
2 便利で役に立つこと。便利なものとして常に使うこと。また、そのさま。調法。「使いやすく重宝な道具」「重宝している辞書」
3 貴重なものとして大切にすること。
「わがままの鬼を―して育て上がったものぢゃ」〈松翁道話・三〉
[派生]ちょうほうがる[動ラ五]ちょうほうさ[名]
[類語]便利・簡便・軽便・至便・便・利便・有益・有効・有利・益・実用・ユーティリティー・好都合・便益・役立つ・役に立つ・役立てる・資する・捨てたものではない・渡りに船・便宜・誂あつらえ向き・タイムリー・有り難い・うれしい・御おんの字・有用・もってこい・格好・頃合ころあい・打って付け・ぴったり・好個・好適・適する・適う・適える・合う・沿う・そぐう・向く・似合う・似つかわしい・ふさわしい・しっくり・当てはまる・適合する・適当する・合致する・即応する・同調する・フィットする・程よい・絶好・願ったり叶ったり・願ってもない・相応・然しかり・即する・肌が合う・適格・適材・与くみし易い・然しかるべき・マッチ・究竟くっきょう・合い口・合目的・文句無し・リーズナブル・好条件・見合う・匹敵・言い得て妙・恰あたかもよし・三拍子揃そろう・似合わしい・ジャストミート・思いがけない・当を得る・馬が合う・息が合う・順当・どんぴしゃり・所を得る・最適・壺つぼにはまる・水を得た魚うおのよう・結構尽くめ・言う事無し・見事・満足・八方好し・言うに及ばず・コンプリート・こよなく・上上・鮮やか・圧巻・あっぱれ・うはうは・上手・えも言わず・えも言われぬ・オールマイティー・会心・神業・冠絶・際立つ・群を抜く・傑出・しびれる・秀逸・充足・手練・称賛・上出来・ずば抜ける・卓出・卓絶・卓抜・長ける・達成感・超人的・長ずる・超絶・天才的・得意顔・特出・突出・抜きん出る・迫真・抜群・不朽・水際立つ・満ち足りる・物の見事・ユースフル・実用的・利便性・万能・経済的・有為・為ためになる・有意義・用いる・用立つ・用立てる・使える・便ずる・生かす・利する・益する・利用・適用・応用・活用・共用・転用・流用・通用・愛用・運用・汎用・両用・併用・兼用・混用・日用・慣用・代用・常用・当用・便乗・得策・使用・採用・試用・連用・充用・引用・私用・公用・所用・援用・供用・充用・善用・飲用・食用・悪用・盗用・誤用・逆用・引例・引証・引拠・引き写す・コンビニエンス・一翼を担う・力になる・実利・間に合う・事足りる

じゅう‐ほう〔ヂユウ‐〕【重宝】

貴重な宝物。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「重宝」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ほう【重宝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 貴重な宝物。たいせつな宝。有益・有効な物品。じゅうほう。
    1. [初出の実例]「八領の鎧の中に殊(ことに)秘蔵の重宝(テウホウ)也」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)上)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐東周策・恵王〕
  3. ② ( ━する ) 珍重すること。心にとめてたいせつに取り扱うこと。
    1. [初出の実例]「我が物は重宝せいで、人の物を欲しがるぞ」(出典:両足院本周易抄(1477)六)
  4. ③ ( 形動 ) 便利であること。都合がよいこと。また、そのさま。好都合。
    1. [初出の実例]「万時とて万葉の時代を定家の勘(かうが)へられたる物あり。重宝也」(出典:正徹物語(1448‐50頃)上)
    2. 「随分の憶病者にて侍べれども、算用方はよく致す、と申されしかばそれこそ何より重宝(テウホウ)なれ。急ぎ召抱へよ」(出典:仮名草子・浮世物語(1665頃)一)
  5. ④ ( ━する ) 便利で都合のよいものと感じて使うこと。→調法。「いただいた品はちょうほうしています」

じゅう‐ほうヂュウ‥【重宝】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「じゅう」は「重」の慣用音 ) 貴重な宝物。たいせつな宝。有益な物。→ちょうほう(重宝)。
    1. [初出の実例]「ひとりの商主ありて、もろもろの商人をゐて、重宝(チウホウ)(〈注〉オモキタカラヲ)を齎持(さいち)し、険路をへすきん」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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