大島(読み)おおしま

  • 福岡県

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

福岡県北部、宗像(むなかたし)に属する島。同市神湊(こうのみなと)沖合い約7キロメートルにある県内最大の島。筑前大島(ちくぜんおおしま)ともいわれる。玄界灘(げんかいなだ)と響灘(ひびきなだ)の境をなし、沖島(おきのしま)(沖ノ島とも書く。無人島)とともに宗像郡大島村をなしていたが、2005年(平成17)宗像市に編入した。周囲13.5キロメートル、面積7.17平方キロメートル。中央部の御岳(おんたけ)(224メートル)を最高に山地、丘陵が広く、海食崖(がい)が発達している。半農半漁の島で、沿岸漁業が中心である。宗像大社の中津宮(なかつみや)がある。古来、九州と大陸を結ぶ海上交通の要衝として開け、宗像氏の根拠地の一つであった。中世以降は倭寇(わこう)の根拠地ともなった。キャンプ、海水浴、釣りなどの客が増加し、神湊からの定期航路に1981年(昭和56)からフェリーも就航した。人口782(2009)。[石黒正紀]
 2017年、大島にある宗像大社の中津宮および沖津宮遥拝所(おきつみやようはいしょ)は、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産(全8件)の一部として、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産の文化遺産に登録された(世界文化遺産)。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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