大島(大分県)(読み)おおしま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大島(大分県)」の意味・わかりやすい解説

大島(大分県)
おおしま

大分県南東部、佐伯湾(さいきわん)入口にある島。佐伯市鶴見(つるみ)地区に属する。鶴見半島地蔵崎沖合い約500メートルに、元ノ間海峡(もとのまかいきょう)を隔ててある。面積1.63平方キロメートル、最高点193メートル。東岸は50~100メートルの海食崖(がい)が発達し、海食洞門壇ノ窓(だんのまど)がある。日豊海岸国定公園(にっぽうかいがんこくていこうえん)に含まれる。西側緩斜面に畑と集落がある。サワラ、タイなどの一本釣りが盛ん。1618年(元和4)庄屋市兵衛(しょうやいちべえ)が佐伯藩命で開発、また、遠見番所が置かれていた。1955年(昭和30)離島振興法適用。1977年鶴見半島から海底送水、水不足が解消した。佐伯港から定期船で約40分。人口226(2009)。

[兼子俊一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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