要求(読み)ヨウキュウ

デジタル大辞泉 「要求」の意味・読み・例文・類語

よう‐きゅう〔エウキウ〕【要求】

[名](スル)
1 必要または当然なこととして相手に強く求めること。「待遇改善を要求する」「要求を飲む」
2 必要とすること。「からだが水分を要求している」「時代の要求」
3 ⇒欲求2
[類語]要望・要請・請求・注文・迫る・求める・頼む・請う・仰ぐ・懇請・懇望こんもうする・所望・徴ちょうする・催告・せがむ・せびる・ねだる・強要・強請・請託・依頼・懇願・ゆすり・請い・求め・願う・リクエスト・アンコール・せつく・強迫する・強談ごうだんする・催促する・責め立てる・催促がましい・せがみ立てる・急き立てる・急かせる・尻を叩く・矢の催促・やいのやいの・せつく・目まぐるしい・忙しい・急・せわしい・せわしない・気ぜわしい・慌ただしい・きりきり舞い・東奔西走・てんてこ舞い・多忙・繁忙・繁多・繁劇・多事多端・多用・繁用・席の暖まる暇いとまもない・猫の手も借りたい・そそくさ・せかせか・性急・拙速・多端・忙殺・怱忙そうぼう・倥偬こうそう・怱怱そうそう・大忙し・取り紛れる・手が塞がる・目が回る・応接に暇いとまがない・心急せく・あくせく・こせこせ・ばたばた・せっかち・あたふた・気早・気早い・大わらわ・貧乏暇無し・甲斐甲斐かいがいしい・そわそわ・右往左往・慌てふためく・動き回る・ちょこまか・うそうそ・倉卒・押せ押せ・てんやわんや・ああ言えばこう言う・揚げ足を取る・あげつらう・言いたい放題・言い立てる・うるさい・うるさ型・鸚鵡おうむ返し・かき口説く・がたがた・がみがみ・くそみそ・くだくだ・ぐだぐだ・くだくだしい・口うるさい・口が減らない・口が悪い・口汚い・口さがない・口幅ったい・口任せ・口やかましい・くどい・くどくど・くどくどしい・クレーマー・けちを付ける・喧喧囂囂けんけんごうごう・口角泡を飛ばす・小うるさい・ごてごて・小やかましい・懇懇・嘖嘖さくさく・舌長・しちくどい・四の五の・重箱の隅をつつく・諄諄じゅんじゅん・針小棒大・ずけずけ・ずばずば・たらたら・ちくちく・喋喋ちょうちょう・丁丁発止・つべこべ・滔滔とうとう・どうのこうの・とやかく・なんのかの・ねちねち・ねっちり・ぶすぶす・ぶつくさ・ぶつぶつ・べちゃくちゃ・ぺちゃくちゃ・ぼろくそ・まくし立てる・回りくどい・耳に胼胝たこができる・蒸し返す・やいやい・やかましい・やかまし屋・重箱の隅を楊枝ようじでほじくる・ちゃかちゃか・浮き腰・もじもじ・もぞもぞ・まごまご・うろうろ・うろちょろ・おたおた・ふわふわ・ふらふら・頓狂・さっさ・浮うわつく・きょろきょろ・きょときょと・軽軽しい・軽軽けいけい・軽挙・軽挙妄動・そそっかしい・軽はずみ・手当たり次第・書き入れ時・立て込む

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精選版 日本国語大辞典 「要求」の意味・読み・例文・類語

よう‐きゅうエウキウ【要求】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 強く請い求めること。当然のこととして強い態度で相手に求めること。
    1. [初出の実例]「国家の危急艱虞の時或は天災地妖等左に掲る時に当ては国家一切住民の力役を要求するを得可し」(出典:泰西国法論(1868)〈津田真道訳〉二)
    2. [その他の文献]〔楚辞‐哀時命〕
  3. ② 必要とすること。ほしく思うこと。
    1. [初出の実例]「Demand 要求、需用」(出典:哲学字彙(1881))
  4. ③ 人間の行動の基礎にある動因。願望として自覚されたものだけでなく、意識されない深層の動因もこれに含まれる。欲求。
  5. ④ 法律で、相手方にある行為を求めること。「請求」よりもやや広い意味で使われる。
    1. [初出の実例]「相手方の要求格外に過分なるに非ず且別段の費用を生ぜざりしとき」(出典:民事訴訟法(明治二三年)(1890)七三条)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「要求」の意味・わかりやすい解説

要求
ようきゅう
need

欲求demand、また、動因driveとほぼ同様に用いられる。生活体の内的状態に関係し、この状態の不均衡を均衡させる働きであって、逆説的には要求阻止の状態が要求を発生させる。

[小川 隆]

一次的要求と二次的要求

要求は生体の個体保存、種保存に主としてかかわる生得的・一次的要求と、経験を通じ環境に適応するように習得された二次的要求とに区別される。個体保存にかかわる一次的要求としては、飢え・渇き・眠りなど生理的均衡の維持、ホメオスタシスhomeostasis(体内の安定を保とうとする傾向)、有害刺激からの逃避など、生存に直接かかわるもののほか、直接には生存に関係しない、探索・活動・好奇などがあげられる。種の保存にかかわるのは、直接には性の要求であるが、間接には社会的親和affiliationなどもあげられる。

 食・性の一次的要求は遺伝的でありながら、実際には経験によってさまざまに習得され二次的要求として発現する。たとえば、食欲は社会的・地域的諸条件に基づいた食習慣に制御される。すなわち、空腹感は生理的必要よりも食事回数の習慣により左右されるし、食物に対する嗜好(しこう)は地域によって著しく違うことがある。一人で食事するか集会で食事するかで食事量が異なることもある。性の要求もホルモンの分泌、排卵周期などに支配されながら、去勢や老化によってこれらが抑止されても低下しない。

 一次的要求と二次的要求とを分離すること、強さを比較することはむずかしい。薬物中毒addictionは二次的要求であり、社会的慣習によって促進される。ここでは生存にとって有害な薬物を求める欲求が強められている。金銭、地位、名誉、またスポーツ、芸術などは二次的要求であるが、人によっては食欲と同様な強い欲求である。

[小川 隆]

要求の低減

要求の低減need reductionは行動の完了にとって重要で、これを行動の原理とする学説も生まれたが、要求低減の対象は一次的、二次的に広い範囲にわたっている。空腹時には主食が求められるが、満腹時でも菓子や果物が求められる。甘味を求めるためには、栄養のない人工甘味料が砂糖のかわりに求められる。

 外的障害やいくつかの要求の競合や実行のできない要求水準のために要求が阻止されると欲求不満の状態となり、攻撃、代償、転位などの退行した行動が生じる。

[小川 隆]

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普及版 字通 「要求」の読み・字形・画数・意味

【要求】ようきゆう

求める。

字通「要」の項目を見る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「要求」の意味・わかりやすい解説

要求
ようきゅう

「欲求」のページをご覧ください。

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