悠然(読み)ユウゼン

デジタル大辞泉 「悠然」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ぜん〔イウ‐〕【悠然】

[ト・タル][文][形動タリ]物事に動ぜず、ゆったりと落ち着いているさま。悠々。「悠然と立ち去る」「悠然たる態度
[類語]悠悠悠長悠揚浩然どっしり気長伸び伸び伸びやかのどかのんびり屈託無い自然体平気落ち着く平静冷静事も無げ平ちゃら平気の平左無頓着むとんじゃく大丈夫泰然自若じじゃく平然冷然恬然てんぜんけろりとしれっとしゃあしゃあぬけぬけのめのめおめおめ事ともせず何のその何処どこ吹く風河童かっぱ痛くもかゆくもないでんとどっかとどっかり沈着綽然しゃくぜん腰を据える太っ腹堂堂正正堂堂毅然心静か穏やか温和物静かおとなしやか安らか安穏のんどり広い寛闊かんかつ寛大寛容寛弘かんこう広量大様おおよう大らかおっとりさりげない何気ないそれとなくそれとなしに何心ない遠回し気軽い何とはなし鷹揚おうよう磊落らいらく開豁かいかつ闊達豪胆豪放剛毅放胆大胆雅量大量泰然自若肝が据わる腹が据わる

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精選版 日本国語大辞典 「悠然」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ぜん イウ‥【悠然】

〘形動タリ〙 物事に動じないでゆったりしているさま。ゆっくりとしたさま。
経国集(827)一三・奉和除夜〈惟氏〉「泉石不知老将至、悠然徒任去来春
太平記(14C後)三五岐山の麓へ迯去て、悠然(ユウゼン)として居給ける」 〔陶潜飲酒詩〕

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普及版 字通 「悠然」の読み・字形・画数・意味

【悠然】ゆう(いう)ぜん

心のどかなさま。晋・陶潜〔飲酒、二十首、五〕詩 東籬(とうり)の下(もと)に(と)り 悠然として南山を見る

字通「悠」の項目を見る

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