デジタル大辞泉 「中」の意味・読み・例文・類語
なか【中】
2 中央。まんなか。「込み合いますから
3 二つの物事のあいだ。中間。また、中庸。「ハムを
4 物の奥深いところ。また、表面からは隠れた部分。「山の
5 限られた範囲に含まれる部分。一定のグループや集団の範囲のうち。「人込みの
6 物事が進行している最中。また、ある状態が続いているとき。「あらしの
7 月の半ばごろ。中旬。「
「弥生―の六日なれば」〈平家・三〉
8 三人兄弟の2番目。「
「―に当たるなむ姫君とて」〈源・東屋〉
9 中等。中流。中位。「
10 遊郭。特に、江戸の吉原と大坂の新町。
「
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[下接語]
[類語](1)内・内面・内部・内側・内方・内奥/(3)間・
ちゅう【中】[漢字項目]
[学習漢字]1年
〈チュウ〉
1 物のまんなか。「中央・中核・中原・中心・中枢・中点/正中」
2 二つの物の間。また、上下・大小などに分けたときの、間のところ。「中位・中音・中間・中佐・中耳・中旬・中農・中略・中流」
3 いずれにも偏らない。「中道・中庸・中立・中和」
4 一定の空間・時間の範囲のうち。「暗中・意中・渦中・懐中・寒中・眼中・忌中・宮中・在中・山中・車中・術中・掌中・陣中・水中・忙中・夢中」
5 一定の範囲の全体。「
6 物事の進行のなかほど。「中座・中止/最中・途中・道中」
7 仲間うち。「社中・女中・
8 中心をずばりと突き通す。あたる。「中毒・中風/的中・南中・命中・百発百中」
9 中国。「中華/日中・米中・訪中」
10 「中学校」の略。「中卒」
〈なか〉「中庭・中程/背中・野中・人中・夜中」
[名のり]かなめ・ただ・ただし・な・のり・よし
[難読]
ちゅう【中】
1 物の大きさが、大と小との間であること。「
2 程度・価値・等級・序列などがなかほどであること。良くも悪くもないこと。「クラスで
3 本を3冊に分けたときの第2冊。中巻。
4 「中学校」の略。「小・
5 どっちにもかたよらないこと。中庸。「
6 「中国」または「中華人民共和国」の略。「日
7 ある物事をしている途中。
「お話の―だが」〈里見弴・安城家の兄弟〉
[接尾]名詞に付く。
1 あるもの内部にあることを表す。「空気
2 ある範囲・限界を区切る気持ちを表す。「今週
3 現にその活動をしていることを表す。「授業
4 その範囲の中に含まれる事柄であることを表す。「不幸
じゅう〔ヂユウ〕【中】
「
[接尾]名詞に付いて、その語の示す範囲全体にわたるという意を表す。
1 期間を表す語に付いて、その間ずっとという意を表す。「一日
2 空間・範囲を表す語に付いて、その区域、あるいはその範囲全体にわたる意を表す。「世界
3 集団を表す語に付いて、その集団の成員のすべての意を表す。「学校