精選版 日本国語大辞典 「中」の意味・読み・例文・類語
ちゅう【中】
じゅう ヂュウ【中】
ちゅう‐・する【中】
ちゅう‐・す【中】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
儒教哲学の中心概念の一つ。《書経》には政治の要諦としてしばしば説かれている。中庸と同じ意味に用いられることもあるが,ふつう,中庸は徳の名,中はそれを根拠づける形而上的な道の名として区別せられる。それは《中庸》の〈未発の中〉(現象世界に発現する以前の中)の説,またそれを極度に重視する朱子学の説によるのである。朱子はそれを聖人から聖人へと伝えられた〈まことに其の中を執れ〉という教えと結びつけた。つまり〈道統〉の説と結びつけた。中は要するに〈まんなか〉であり,過ぎたると及ばざるとの無きこと,偏らざること,と解釈されているが,しかしそれは決して固定的・消極的なものでなく,計器の針が揺れの末にしかるべき点に落ち着く,そのような点が中である。朱子はそれを〈恰も好き処〉といった。朱子学では中には〈在中〉と〈時中〉の2種が区別せられる。在中(中に在ること)は未発の中で偏らぬという訓詁が当たり,時中は已発における中,つまり実践においてその時その時の行為が中を得ていること(中庸の徳)で,過不及なしという訓詁がそれに当たる。
執筆者:島田 虔次
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
兵庫県中南部、多可郡(たかぐん)にあった旧町名(中町(ちょう))。現在は多可町の南東部を占める一地区。1924年(大正13)中村が町制施行。2005年(平成17)中町は加美(かみ)、八千代(やちよ)2町と合併して多可町となる。国道427号が通じる。古くから郡の行政中心地。中央を流れる杉原(すぎはら)川沿いは比較的平坦(へいたん)な河谷盆地となり、酒米の産地で、山田錦(にしき)発祥の地として知られる。杉原川の水を利用した播州織(ばんしゅうおり)が基幹産業で、旧町域の就業人口の75%が繊維産業に従事し、南方の西脇(にしわき)市に次ぐ織物の町である。北部の妙見山(みょうけんさん)(692メートル)山麓(さんろく)は古墳が多く、また北播磨余暇村公園や牧野大池キャンプ場がある。西部に1991年(平成3)完成した糀屋ダム(こうじやだむ)と翠明湖がある。なお、農村歌舞伎(かぶき)の「播州歌舞伎」がいまも受け継がれている。
[二木敏篤]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…竹豊両座の退転と再興から,宮地芝居へ興行の場は移った。そして近松半二,菅専助らがわずかに新作を書くにとどまって,旧作のくりかえし上演が中心となる。しかし,これらの旧作は名人上手のくふうの積みかさねで磨きあげられた。…
…謡事の一種。七五調韻文体の7~11句から成る,中音域を主とした旋律のすくない楽曲。初句と終句は繰り返されるのが普通。…
※「中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新