断然(読み)ダンゼン

デジタル大辞泉 「断然」の意味・読み・例文・類語

だん‐ぜん【断然】

[ト・タル][文][形動タリ]態度のきっぱりとしているさま。また、最後まで押しきって物事をやり遂げるさま。
「政府はナゼ―たる政略を施されんのか」〈鉄腸・花間鶯〉
[副]
1 きっぱりと心を決めるさま。「私は断然反対だ」
2 (あとに打消しの語を伴って)決して。絶対に。「断然認めない」
3 ずばぬけて。なみはずれて。「断然彼がトップだ」
[類語](1)潔い・潔癖・堂堂・正正堂堂・高潔・潔白・清純・純潔・廉直・清廉・廉潔・貞潔・きっぱり・断固・毅然・断じて・頑として・頑・屹度きっと・びしびし・心を鬼にする・求めて・奮って・積極的・自発的・能動的・意識的・主体的・意図的・意欲的・精力的・自主的・活動的・好んで・進取・前向き・わざわざ・わざと・強いて・たって・ことさら・乗り気・進んで・我勝ち・我先・我も我も・喜んで・喜ぶ・しゃかりき・しゃにむに・どしどし・アクティブ・アグレッシブ・ポジティブ・自ら・手ずから・直直じきじき・直接・直接的・直じかに・身を以て・ダイレクト・故意・作為・作為的・未必の故意・あえて・えいやっと・我劣らじと・わざとらしい・止むに止まれぬ・及ばずながら・献身的・強気・強引・押して・努めて・曲げて・思い切って・伸のるか反るか・思う様・思う存分・存分・思いのまま・力一杯・精一杯・率先・果敢・惜しみない・意気込む・本腰・本腰を入れる・入れ込む・ひたむき・野心満満・活発・快活・精彩・元気・動的・ダイナミック・エネルギッシュ・エナジェティック・脂あぶらが乗る・水を得た魚うおのよう・建設的・肯定的・発展的・計画的・情熱的・熱狂的・熱情的・白熱的・激越・狂熱・熱烈・烈烈・熱血・熱っぽい・血が騒ぐ・血気盛ん・パッショネート・ホット・バイタル・バイタリティー・生き生き・溌辣はつらつ・生生せいせい・ビビッド・腰を入れる・もりもり・盛ん・鬱然・澎湃ほうはい・勃勃・油然ゆうぜん・湧然・沸沸・むくむく・みなぎる・みなぎらす・溢あふれる・燃え上がる・沸き上がる・沸き立つ・込み上げる・たぎる・高ぶる・発揚・燃える・燃え立つ・鼻息が荒い・血気に逸はやる・奮い起こす・奮い立つ・気を吐く・肩肘かたひじ張る・勢い込む・気張る・張り切る・腕が鳴る・腕に縒よりをかける・ハッスル・したり顔・自慢顔・自慢たらしい・胸を張る・得意満面・得意顔・有頂天・意気揚揚・鬼の首を取ったよう・欣喜雀躍きんきじゃくやく・意気が揚がる・どや顔・手柄顔・天狗になる・見得を切る・大見得を切る/(3)飛び切り・格段・段違い・特別・桁違い・桁が違う・桁外れ・ぶっちぎり・圧倒的・絶対的・世界的・記録的・記録破り・やたら・無謀・無鉄砲・盲めくら滅法・闇雲・盲目的・後先見ず・向こう見ず・命知らず・むやみ・みだり・無性に・むやみやたら・めったやたら・めった・むげに・後先なし・破れかぶれ・やけ・自暴自棄・ふてくされる・やけくそ・やけっぱち・自棄・捨て鉢・八方破れ・無軌道・放埒ほうらつ・放縦・放逸・奔放・野放図・勝手次第・好き勝手・ほしいまま・切実・切切・痛切・つくづく・つらつら・ひしひし・しみじみ・心こころから・心しんから・心が動く・こよなく・ぞっこん・じいん・度外れ・めっぽう・途方もない・途轍とてつもない・過度・すごく・ひどい・はなはだ・この上ない・とても・特別・ことさら・ひたすら・行き過ぎ・極端・ウルトラ・スーパー・余り・あんまり・法外・過分・過大・分外・過当・滅相もない・滅茶めちゃ・滅茶めっちゃ・無茶・滅茶滅茶めちゃめちゃ・滅茶めちゃ苦茶・無茶苦茶・突拍子もない・とんでもない・恐るべき・並外れ・筆舌に尽くしがたい・至極・破格・べらぼう・度が過ぎる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「断然」の意味・読み・例文・類語

だん‐ぜん【断然】

  1. [ 1 ] 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 物事に対処したり意見を主張したりする時などに、態度をきっぱりとするさま。また、周囲の反対などをおしきってあえて行なうさま。決然。断乎。
    1. [初出の実例]「然るに先君断然(ダンゼン)として諫に随ひ愛子を以て艱難の地に養はしむ」(出典:報徳記(1856)七)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙
    1. ① きっぱりと。決然と。
      1. [初出の実例]「若し此鉄軌を敷けば、公道を私占して、一人にて車の利を専にし、他の馬車屋を圧倒するとて、種種に苦情を言出したれども、市庁にて断然挙行せしに」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    2. ② ( 下に打消の語を伴って ) 決して。ぜったいに。
      1. [初出の実例]「断然惚れてゐないと云ふ返事だった」(出典:大阪の宿(1925‐26)〈水上滝太郎〉六)
    3. ③ なみはずれて。ずばぬけて。
      1. [初出の実例]「バンクロフトの人気は、ダンゼン力強いのだ」(出典:まんだん読本(1932)みんな映画の影響だ〈古川緑波〉)

断然の語誌

( [ 二 ]について ) ( 1 )①は形容動詞の用法が副詞化したもの。
( 2 )③は昭和六年(一九三一)頃から流行した用法。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「断然」の読み・字形・画数・意味

【断然】だんぜん

明確に。宋・洵〔欧陽内(脩)に上(たてまつ)る書〕孟子のは、語にして盡く。~韓子()のは長江大河の如く、~執事(脩)のは紆餘(うよ)委備(ゐび)、~此の三は皆斷然自ら一家を爲すのなり。

字通「断」の項目を見る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

[名](スル)1 別の衣服に着替えること。特に夏冬の季節に応じて改めること。平安時代には、陰暦4月1日、10月1日に行われた。江戸幕府では、このほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあった。現...

衣替えの用語解説を読む