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仏教(日本の) ぶっきょう/にほんのぶっきょう Buddhism (in Japan)

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知恵蔵2015の解説

仏教(日本の)

日本に朝鮮半島を経由して仏教が伝来したのは、公式には欽明天皇の代(6世紀)といわれる。その後、聖徳太子が仏教をあつく保護したことで、仏教が日本に定着した。奈良時代には、法相、華厳、律、倶舎、成実、三論の南都六宗呼ばれる宗派が現れ、平安時代には、最澄が天台宗を、空海が真言宗を開いた。平安末期には、仏教宗派内あるいは宗派間の抗争や自然災害が相次ぎ、末法思想と呼ばれる考えが広まった。末法思想とは、仏陀の死後、次第に世の中が乱れ、仏陀の教えのみが残って、それを実践する者も悟りを得る者もいなくなる時代(末法の世)が到来する、という一種の終末観である。このような社会的背景の中から、阿弥陀仏を信仰し、念仏「南無阿弥陀仏」を唱えれば往生できると説く法然の浄土宗が登場し、その門下から親鸞の浄土真宗生まれる。さらに鎌倉時代に入ると、一遍の時宗、法華経の題目「南無妙法蓮華経」を唱えれば成仏できると説く日蓮の日蓮宗、中国の禅宗の流れをくむ栄西の臨済宗や道元の曹洞宗などが開かれた。これらは鎌倉仏教と呼ばれ、現在の仏教宗派の基盤となっている。

(岩井洋 関西国際大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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