普及版 字通 「風」の読み・字形・画数・意味
風
常用漢字 9画
(異体字)
27画
[字訓] かぜ・ふく・おしえ・ならわし
[説文解字]
[甲骨文]
[古辞書の訓]
〔名義抄〕風 カゼ・フク・カゼフク・ホノカニ・ホノカナリ・ナニメク・チル・ハナル・ハナツ・オトヅル・ハルカナリ・スグル・シルス・キザス・ツグ・ヲシフ・タフ・コヱ・ツタフ・ノリ・ツトメテ・ソヨメク・アヤツル・ツタフ/風 コカゼ/暴風 ハヤチ・ノワキノカゼ
[部首]
〔説文〕に飆・飄・颯・など十二字、〔新附〕に三字を属し、〔玉〕に九十七字を属する。〔玉〕に風の古文として録するは、〔周礼、春官、大宗伯〕に「燎(いうれう)を以て司中・司命・師(ふうし)・雨師を祀る」とみえるもので、なお字形中に鳥の形を残している。字が風に作られるのは、雲が竜形の神と考えられていたので、のち竜蛇の類とされたのであろう。虹・霓(げい)も、卜文に竜蛇の形としてしるされている。
[声系]
〔説文〕に風声として諷・楓など四字を収める。諷は風の声義を承け、風神はその地域の風土・風気を掌るものとされた。
[語系]
風piumは鳳biumと声近く、卜文中の風は鳳形にしるされている。〔説文〕四上に(朋)・(鵬)を古文の鳳とするが、bngは貝朋、一聯の貝の形で、は声。〔荘子、逍遥遊〕にみえる大鵬は、古代風神の一面を伝える説話と考えられる。飄・phe、驫・piも飄疾の意があり、風の音に擬した語であろう。
[熟語]
風痾▶・風圧▶・風移▶・風威▶・風逸▶・風▶・風韻▶・風雨▶・風宇▶・風烏▶・風雲▶・風影▶・風簷▶・風煙▶・風鳶▶・風檐▶・風化▶・風花▶・風華▶・風雅▶・風懐▶・風概▶・風▶・風格▶・風角▶・風▶・風鑒▶・風寒▶・風漢▶・風岸▶・風眼▶・風気▶・風軌▶・風紀▶・風▶・風儀▶・風義▶・風誼▶・風牛▶・風虚▶・風挙▶・風教▶・風狂▶・風暁▶・風琴▶・風禽▶・風緊▶・風襟▶・風矩▶・風隅▶・風蛍▶・風景▶・風月▶・風欠▶・風軒▶・風憲▶・風言▶・風眩▶・風語▶・風香▶・風候▶・風行▶・風光▶・風号▶・風骨▶・風沙▶・風槎▶・風災▶・風采▶・風裁▶・風散▶・風子▶・風旨▶・風糸▶・風刺▶・風姿▶・風指▶・風師▶・風示▶・風疾▶・風日▶・風車▶・風▶・風邪▶・風趣▶・風樹▶・風術▶・風檣▶・風尚▶・風壌▶・風燭▶・風色▶・風▶・風神▶・風信▶・風疹▶・風人▶・風塵▶・風水▶・風声▶・風政▶・風勢▶・風雪▶・風節▶・風説▶・風扇▶・風旋▶・風前▶・風素▶・風箏▶・風操▶・風霜▶・風騒▶・風俗▶・風体▶・風態▶・風鐸▶・風躅▶・風致▶・風馳▶・風竹▶・風調▶・風聴▶・風潮▶・風定▶・風霆▶・風▶・風土▶・風度▶・風灯▶・風刀▶・風磴▶・風頭▶・風濤▶・風徳▶・風毒▶・風波▶・風馬▶・風霾▶・風伯▶・風発▶・風帆▶・風翻▶・風披▶・風痺▶・風靡▶・風表▶・風標▶・風病▶・風物▶・風聞▶・風▶・風望▶・風謗▶・風木▶・風魔▶・風味▶・風喩▶・風諭▶・風容▶・風謡▶・風籟▶・風鑾▶・風裏▶・風流▶・風力▶・風林▶・風鈴▶・風類▶・風▶・風烈▶・風攣▶・風炉▶・風露▶・風路▶・風話▶
[下接語]
埃風・悪風・暗風・威風・異風・移風・遺風・懿風・風・陰風・英風・下風・花風・家風・荷風・歌風・回風・懐風・凱風・風・学風・寒風・観風・義風・逆風・旧風・御風・狂風・強風・矯風・驚風・尭風・金風・颶風・薫風・勁風・恵風・軽風・玄風・古風・光風・好風・江風・恒風・候風・高風・谷風・国風・細風・作風・朔風・山風・士風・師風・詩風・疾風・儒風・秋風・習風・愁風・春風・淳風・順風・書風・松風・祥風・商風・衝風・信風・神風・晨風・仁風・迅風・正風・西風・凄風・清風・旋風・大風・台風・風・暖風・竹風・中風・長風・風・通風・痛風・天風・土風・東風・同風・道風・徳風・突風・南風・軟風・熱風・破風・排風・培風・晩風・蛮風・被風・悲風・美風・飄風・飆風・風・弊風・偏風・防風・暴風・北風・民風・門風・野風・雄風・余風・良風・涼風・緑風・冷風・烈風・和風
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報